今ではお墓も、霊園などに行けば、通路は勿論、歩いて足元が汚れないように奇麗になっていて、お墓の隅々まで、掃除や管理が行き届いているところが多くなりました。霊園にしろ通常のお寺さんにしろ、今では、お墓参りで出したゴミさえも、各自で持ち帰るようになっていて、お寺で供養があって出された、塔婆やその他の寺用のものしか置いてはいけず、それ以外は全部持ち帰りとなっています。お寺さんの管理が多くなり大変なため、何時しか、そのようになってしまいました。
お墓の掃除にしても、その家ごとに、各自が行わなくてはなりません。それなりの掃除道具も揃えて、バケツやタオル、柔らかいブラシなどといったものが、必要になります。墓石を濡れたタオルで丁寧に拭いて、付いてしまったコケなども取り除きます。その後は、石や墓誌の周りに、草が生えていたら、これも取って奇麗にし、間違っても土の場所に、除草剤をまいてはなりません。ペンペン草となるからと言って、うっかり除草剤をまきますと、土の下の先祖が苦しむことになってしまいます。
現代では、世の中が変わったこともあり、人の家のお墓掃除をする職業がある時代ですが、出来れば自分の家の掃除は、自分達で行うことが望まれます。